PDF分割
ページを抽出または複数ファイルに分割
ファイルをドロップまたはクリックしてアップロード
Max 100 MB
PDFの分割は、特定のページを別ファイルとして取り出す操作です。1つだけ抜き出すことも、複数のサブ文書に分けることもできます。大きなPDFの中で本当に必要なのは1ページだけ、あるいはレポートを章ごとに別ファイルにして相手ごとに配りたい、といった日常的な悩みを解決します。 主な用途はほぼ3つのモードでカバーできます。ページ単位に分ける、Nページごとに等分する、あるいは3〜8ページのように範囲指定で抽出する、の3種類です。単一ファイル出力と複数ファイル出力(ZIPにまとめて配布)は、選んだモードに応じて自動的に切り替わります。 分割処理はすべてpdf-libを通じてブラウザ内で実行されます。フォント・画像・埋め込みファイルといった元のリソースは各出力文書にコピーされ、どのファイルも単独で開ける状態になります。サーバー処理もアップロードキューも一切ありません。
最終確認: 2026年7月
この機能について
PDFでは、各ページがページツリーの葉ノードとなり、フォントや埋め込み画像などの共有リソースへの参照を持っています。分割とは、参照先のページとそれに必要なリソースを新しい文書へコピーする操作です。あるページが特定のフォントを使っていれば、1文字しか使っていなくてもそのフォントが出力にコピーされます。100ページのPDFを100ファイルに分割すると合計サイズが元より大きくなるのはこのためです。共有リソースが1度参照されるのではなく、各出力に重複コピーされるからです。pdf-libはこのコピーをcopyPages()で処理し、注釈・ハイパーリンク・ページ回転もページ本体と一緒に保持します。
使い方
- 1分割するPDFを選びます。サイズに制限はありませんが、100MBを超える巨大ファイルは複数ファイル分割のときブラウザのメモリを圧迫することがあります。
- 2分割モードを選びます。「Nページごと」は等分(本を固定長の章に分けるのに便利)、「ページ抽出」は5-10のような範囲指定、「1ページずつ分割」は各ページを1つのPDFにします。
- 3パラメータを入力します。範囲モードではカンマ区切りのページや範囲を使えます(例:「1, 3, 5-8」)。無効な入力は無視されるので、処理前にもう一度確認してください。
- 4Processをクリックします。ツールがページと関連リソースをコピーして各サブ文書を作成します。単一ファイル抽出はPDFとして、複数ファイル分割はZIPアーカイブとしてダウンロードされます。
使い方のコツ
- 100ページのPDFを1ページずつ分割すると、合計サイズは元ファイルの2〜3倍になり得ます。共有フォントや画像が各ファイルに複製されるためです。
- 欲しいページが分かっているなら範囲モードが速いです。全ページに分割してから不要分を削除するより効率的です。
- 非常に大きなPDFはまず分割してから処理するほうがよい結果を得やすいです。各サブファイルにCompressをかけるほうが、元ファイル1本にかけるより一般に有利です。
- 範囲のページ番号は1始まりで両端を含みます(5-8はページ5、6、7、8。5から4ページ分ではありません)。
- 元のPDFに章の先頭を示すしおりがあれば、そのページ番号を分割ポイントに使うと、章の切れ目を推測するより確実です。
よくある用途
- 弁護士が60ページの契約書から署名ページだけを抜き出し、全文を送らずにフォローアップメールに添付する。
- 教師がスキャンした答案用紙のパックを生徒ごとの個別答案に分け、それぞれを独立に採点する。
- 研究者が大きな参考文献PDFから1章だけを抽出し、毎回全ファイルを読み込まずに精読する。
- 会計担当者がスキャンした通帳明細アーカイブを月ごとのPDFに分割し、年別のフォルダ構造にファイリングする。
- デザイナーがポートフォリオPDFから1枚のイラストページだけを取り出し、本全体を見せずにプレビューとして送る。
- 翻訳者が長い文書を20ページ単位に区切り、複数のチームメンバーに並行して割り振る。
技術メモ
- 分割にはpdf-libのcopyPages()を使い、出力側でもページ回転・注釈・ハイパーリンクをそのまま保持します。
- 複数ファイル出力はJSZipでZIPにまとめ、ブラウザのダウンロードダイアログが100回も開かないようにしています。
- ページ番号は1始まりです。範囲3-5はページ3、4、5の合計3ページを意味します。
- リニアライズ済み(Web最適化された)PDFを分割すると出力は非リニアライズになります。高速なWeb表示が必要なら、後からCompressを実行して再リニアライズしてください。
- 抽出したファイルには対象ページが参照するリソース(フォント・埋め込み画像・カラープロファイルなど)がすべて含まれるので、単独で開けます。
- 複数ページにまたがるPDFフォーム(AcroFormフィールド)は、それぞれのページが属する側で分割されます。2ページにまたがるフォームを別々のチャンクに分けると、参照が孤立した2つのフォームになります。
プライバシーを前提に設計
このツールはブラウザ内で動作します。利用中にファイルが当社サーバーへアップロードされることはありません。
制限事項
- パスワード保護されたPDFは直接分割できません。まずProtectツールで解除してください。
- 元ファイルの電子署名は分割出力には引き継がれません。署名対象のバイト範囲が同じ形では存在しなくなるためです。
- 共有リソースは出力間で重複排除されません。共通テンプレート画像を含む50MBのPDFを20ファイルに分割すると、合計200MBを超えることもあります。
- 元ファイル内で抽出範囲のページを指すしおりは保持されますが、範囲外を指すしおりは対象がなくなるため削除されます。
- 非常に大きな複数ファイル分割(例:500ページを500ファイルに分ける)は、ZIPパッケージング完了前にブラウザメモリを使い切ることがあります。100ページごとのバッチで処理してください。
- 分割出力は最新のPDFリーダーと互換です。古いPreview.appやPDF-XChangeでは、PDF 2.0を元に分割したファイルに対して警告が出ることがあります。
よくある質問
PDFを1ページずつに分割できますか?
はい。「1ページごとに分割」を選ぶと、すべてのページが個別のPDFファイルになります。まとめてダウンロードしやすいよう、全ファイルはZIPアーカイブで届きます。
3ページ・7ページ・12ページのように特定ページだけ抽出するには?
「ページ抽出」モードを使い、カンマまたはハイフンでページ番号を入力します。個別ページなら「3, 7, 12」、単ページと範囲を組み合わせるなら「3, 7-12」といった書き方ができます。
分割後のZIPが元のPDFより大きくなるのはなぜ?
分割ではフォントや画像などの共有リソースを各出力ファイルに複製します。共通テンプレートを多用したPDFを多数に分けると、合計サイズが膨らみます。各ファイルが単独で開ける形にするための仕様です。
パスワード付きPDFを分割できますか?
直接はできません。まずProtectツールでパスワードを外してください。自分で作成したPDFなら簡単に外せます。そうでない場合、本ツールはファイルを開くこと自体を拒否します。
どれくらいのサイズまで分割できますか?
デスクトップブラウザなら200MB程度まで安定して扱えます。モバイルブラウザは40〜80MBが目安です。非常に大きいファイルは、先にCompressで圧縮してから分割するのが確実です。
分割後のハイパーリンクはどうなりますか?
同じ分割出力に含まれるページを指す内部リンクはそのまま機能します。範囲外を指すリンクは参照切れになります。外部URLは常に保持されます。
しおり(ブックマーク)は残りますか?
その出力ファイルに含まれるページを指すしおりはコピーされます。他の分割ファイル側にあるページを指すしおりは、そのファイルから削除されます。参照先が存在しなくなるためです。
処理前にどのページがどのファイルに入るかプレビューできますか?
現時点でプレビューはありません。最も予測しやすいのは範囲モードです。「1-10」と入力すればそのまま1〜10ページが取れます。Nページごとの分割では自分で計算してください。100ページを20ページずつ分けると、1-20、21-40、41-60、61-80、81-100の5ファイルになります。
ファイルはサーバーにアップロードされますか?
いいえ。分割はpdf-libを使ってブラウザ内で実行されます。タブを閉じればすべてのデータは消えます。本ツールにはアップロード用のエンドポイントもクラウド依存も一切ありません。