PDF結合
複数のPDFを1つのファイルに結合
ファイルをドロップまたはクリックしてアップロード
Max 100 MB
PDF結合は、複数の文書のページツリーをつなぎ合わせて1つのファイルにする処理です。契約書、請求書、スキャン資料、レポートなどを1つの成果物にまとめる場面で、もっともよく使われるPDF操作です。 1つの署名済みファイルとして提出したいときに、結合は特に力を発揮します。12個のPDFを添付したメールは扱いにくく、企業ポータルの多くは1ファイルしか受け付けません。先に結合しておくと、ページ番号付け、透かし、署名といった後続工程も1つのファイルだけを相手にすればよくなります。 本ツールはブラウザ内でpdf-libを使って動作します。ファイルをメモリに読み込み、ページツリーを新しいドキュメントに付け替えて、結合結果をそのままダウンロードとして返します。サーバーへ何も送らず、一般的なオフィス文書であれば数秒で完了します。
最終確認: 2026年7月
この機能について
PDFのページツリーは、ルートノードの下に各ページが葉として並ぶ階層構造です。2つのPDFを結合するとは、ドキュメントBの葉をドキュメントAのルート下へ付け替え、相互参照テーブルを書き直して、有効なPDFとして成立させることを意味します。フォント、画像、カラープロファイルなどの共有リソースは重複排除されずにそのままコピーされるため、結合後のファイルは入力の合計より大きくなることがあります。この仕組みを知っておくと、結合順がページ順に直結すること(後に置いた文書は後ろに現れる)や、同じテンプレートを繰り返し結合するとファイルが膨らむ理由も納得できます。
使い方
- 12つ以上のPDFファイルを選びます。ドラッグ&ドロップでもファイルピッカーからでも構いません。一覧に表示された順が結合順になるので、必要なら処理前に並べ替えてください。
- 2ファイル一覧を確認します。誤って追加したファイルは削除します。パスワード付きの場合は先に「保護」ツールで解除してください。暗号化されたPDFはそのままでは結合に失敗するのが普通です。
- 3処理ボタンを押して結合を開始します。各PDFを解析し、ページを1つのドキュメントに付け替え、内部の参照テーブルを書き直します。すべてブラウザ内で完結します。
- 4結合済みPDFをダウンロードします。送信前にPDFリーダーでページ順を確認してください。結合は高速ですが、線形化PDFのような特殊ケースでは想定外のことも起こり得ます。
使い方のコツ
- 結合順はそのまま出力順になります。カバーレターを先頭にしたいなら、処理前に一覧の最上部へ移動してください。
- 入力合計が100MBを超えると、モバイル端末ではブラウザのメモリを使い切ることがあります(iOS Safariはタブあたりおおよそ40-60MBが上限です)。
- フォントを共有している複数のPDFを結合すると、pdf-libがフォントを重複排除せずに再埋め込みするため、出力はどちらの入力よりも大きくなります。
- Adobe Acrobatでは警告が出るのにChromeビューアーでは問題ない場合、入力側に特殊なエンコーディングが含まれている可能性があります。まず「圧縮」ツールで保存し直してみてください。
- 月次レポートのような繰り返しの結合では、毎回一から結合するのではなく、テンプレート順を決めておくとファイルサイズが安定します。
よくある用途
- パラリーガルが、署名済みの契約書、附属書類、送達証明を1つの提出パックにまとめる。
- 会計担当が四半期の税務申告のために、スキャンした領収書、銀行明細、PDF出力したサマリーを結合する。
- 学生が講義ノートのスキャン、課題の下書き、参考文献を1つの見直し資料に統合する。
- 不動産エージェントが物件資料、検査報告、開示書類を1つにまとめて買主へ送付する。
- 研究者が投稿論文、カバーレター、図表補遺を1つの投稿ファイルとして学術誌に送る。
- 人事担当が福利厚生ガイド、税務書類、社員ハンドブックの章を組み合わせて、新入社員向け資料パックを作成する。
技術メモ
- 本ツールはpdf-libのcopyPages()でページを移動します。多くの場合、回転、注釈、ハイパーリンクはそのまま保持されます。
- 出力順は入力一覧の順に従います。並べ替えは処理後ではなく処理前に行ってください。
- PDF 1.4から1.7の文書は安定して結合できます。PDF 2.0も基本的に処理できますが、ポータブルコレクションなどの高度な機能は忠実に再現できない場合があります。
- 非常に大きなPDFはブラウザの利用可能メモリに依存します。デスクトップChromeは合計200MB程度、モバイルブラウザは40-80MB程度が目安です。
- AcroFormフォーム、電子署名、暗号化されたコンテンツは、事前に解除・フラット化・除去などの下処理をしてから結合するのが確実です。
- 元ファイルのしおりは統合された目次には自動でまとまりません。目次が必要な場合は結合後に「しおり編集」ツールを使ってください。
プライバシーを前提に設計
このツールはブラウザ内で動作します。利用中にファイルが当社サーバーへアップロードされることはありません。
制限事項
- パスワード付きPDFはそのまま結合できません。まず「保護」ツールでパスワードを解除してください。
- 入力側の電子署名は結合後に無効になります。署名が対象とするバイト範囲を結合が書き換えるためです。署名を残したい文書は分けて扱うか、結合後に再度署名してください。
- 複数ファイルで同名のAcroFormフィールドがあると、結合後の出力で衝突する可能性があります。事前に「フラット化」ツールでフォームを平坦化しておくのがおすすめです。
- 線形化(Web最適化)されたPDFは、結合後に非線形化された形式で書き出されます。オンラインでの高速表示が重要な場合は、結合後に「圧縮」を実行してください。
- 内蔵リソースは重複排除されません。同じテンプレートを20回結合すると、その中の5MB画像も20回複製されます。これはpdf-libの動作であり、不具合ではありません。
- 結合結果はAdobe Reader 11+、Chrome、Firefox、Safariなど主要ビューアで問題なく開けますが、古いPreview.appではPDF 1.7の拡張レベルを使ったページを正しく描画できないことがあります。
よくある質問
PDFを結合すると、実際には何が行われているのですか?
本ツールは2つのファイルを読み込み、各ページツリーを取り出したうえで、新しいPDFの単一のルートの下にまとめます。フォントや画像といった共有リソースも出力ファイルにコピーされます。結果として、あらゆるビューアで開ける正当なPDFになります。
結合後のPDFが入力の合計より大きくなるのはなぜですか?
pdf-libはリソースを重複排除せずに再埋め込みします。2つの元ファイルが同じフォントを共有していても、両方の埋め込みが出力に残ります。これは正常な挙動です。サイズが気になるときは結合後に「圧縮」ツールをかけてください。
パスワード付きPDFは結合できますか?
そのままでは結合できません。まず「保護」ツールでロックを解除してください。所有者パスワードだけでユーザーパスワードがないファイルは、一部のビューアでは無視されますが、当ツールは開くのを拒否します。パスワードの除去がもっとも確実です。
結合するとしおりやリンクはどうなりますか?
同一文書内のハイパーリンク(目次からのリンクなど)は、リンク先のページが残っている限り通常はそのまま機能します。元ファイルのしおりは自動的に統合された目次にはならないので、必要なら手動で作り直すか「しおり編集」ツールを使ってください。
ブラウザではどれくらいの規模の結合まで扱えますか?
デスクトップのChromeやFirefoxなら、入力合計で200MB程度までは安全です。モバイルブラウザはずっと厳しく、iOS Safariは通常1タブあたり40-60MBのPDFデータを超えるとクラッシュしやすくなります。極端に大きなジョブはバッチに分けてください。
結合後も電子署名は有効ですか?
いいえ。電子署名はファイルの特定バイト範囲を対象としているため、結合によってその範囲が変わると署名は無効になります。署名済み文書は分けて扱うか、先に結合してから改めて署名してください。
一度に結合できるファイル数に上限はありますか?
厳密な上限はありませんが、実際にはブラウザのメモリが上限を決めます。小さなPDFであれば50ファイルでも問題ありません。ただし、1つあたり20MB程度のスキャン画像中心のPDFを50個結合すると、メモリ予算を超える可能性があります。
ファイルはサーバーにアップロードされますか?
いいえ。結合はブラウザ内でpdf-libを用いて完結します。タブを閉じれば作業データはすべて消えます。本ツールにはアップロード用のエンドポイントがそもそも存在しません。
特定のビューアで結合後に警告が出るのはなぜですか?
結合後のPDFは元ファイルのエンコーディングの癖をそのまま引き継ぐことがあります。Adobe AcrobatはChromeの内蔵ビューアより厳しめです。警告が出る場合は、結合結果に対して「圧縮」ツールを一度だけ実行してみてください。文書全体を再シリアライズするので、無害な警告なら通常は解消します。